多数ある香水ブランドが実績と経験を活かして発表する新製品は大変魅力的です。時代の気分を感じ、トレンドの傾向を把握し、アート性を兼ね備えた一瓶の新しい香りに私たちはいつも憧れを持ってきました。
香水売り場のスタッフに話を聞いてみますと、近頃はブランドの新商品以外の香水にはあまり興味を抱かないお客さんが多いようです。香水文化が定着しつつあるものの日本はまだまだ歴史が浅いために仕方のないことですが、欧州では母から娘へ、そして娘が大きくなり母となりその娘へ、と数代にわたり受け継がれていく香水がたくさんあります。
例をあげると、いまでも世界的にトップシェアを誇るシャネルのN5は1921年に発表されたものです。また盤石な人気をもつゲランのミツコはさらに2年前の1919年に発表されています。時代が変わったり、ライフスタイルやファッションスタイルのトレンドが変わっても85年以上もの長い年月を超えて多くの人に愛されている香水には、人々を魅了する何かがあるのでしょう。香水を愛するのであれば、新商品のみを追いかけるのではなく、このような歴史ある香水の魅力の秘密に挑んでみてはいかがでしょうか。

時・場所・人に合わせて、自分好みの香水を使用していても、何気ない瞬間に違和感を覚えたことがありませんか? たとえば季節が変わるとき、新しく買った服に身を包んだとき、普段のメイクから新しいメイクを取り入れたり変えたりしたとき、などに感じるような違和感です。また、ファッション雑誌を読んでいて「これ、欲しいな……」と考えることがあります。
香水をずっと愛用していると、ふとそのような気分が訪れますが、これは香水があなたにしっかりと馴染んでいる証拠です。マニュアルに沿った考えた方をしなくても、第6感が教えてくれるようになったのです。このような気分になったときが新しい香りを試すタイミングです。まず所持している香水を全部試してみます。そしてその中からでも違和感のない香水がないのでしたら新しい香りを探しに出かけましょう。
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